こんにちは。ひーかです。
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この記事では、カナダの保育士の就活について説明していきたいと思います。
就活に必要なもの
Resume – 履歴書
カナダでは、日本のように決まった形式の履歴書が文具店やコンビニなどで売っているわけではないので、自分でWordソフトなどを使って作らないといけません。
その際、入力する情報は、
- 名前
- 住所やメールアドレスなどの連絡先
- 職歴：日本と違って、新しい職歴から順に書いていき、役職名や勤務期間、主な仕事内容を箇条書きで書いていきます。
- 学歴：高校卒業後の短大や大学、大学院の在学期間や取得した学位を書きます。日本のように高校名を書く必要はありません。
- 持っている資格やスキルなど：資格欄には、志望する職業に関係ある資格を書いていきます。参考までに、アルバータ州で保育士に最低限必要な資格は、Early Childhood Educator Level 1-3 Certificate、Standard Childcare First Aid & CPR、Criminal Record Checkです。あとは免許証を持っている場合は書いておくといいです。スキルについては、コミュニュケーションやタイムマネジメント、問題解決能力などの対人能力を書くことが多いです。
- リファレンス(推薦人情報)：採用が決まった際、企業側は候補者の仕事に対する態度などを確認するために、前職場の上司や同僚などに電話で確認をするので、自分のことをよく知ってくれている上司や同僚にリファレンスになってもらえるよう頼んでおくといいです。
性別や生年月日を書く必要はなく、証明写真もいりません。
英語での履歴書作りは難しいように思えますが、最近では必要事項を入力すれば見栄えのよい履歴書を作ってくれる「Resume Builder」とよばれるウェブサイトなどもあるので、必要であれば利用してみるのもいいと思います。
カバーレター
カバーレターは、仕事に応募する際に、自己紹介や応募動機、経験・能力のハイライトなどを含めて、履歴書と一緒に提出する手紙形式の文書です。カバーレターは、雇用主や採用担当者に志望動機や自分自身をアピールする役割をもっています。
カバーレターには、以下の項目を記載します。
- 連絡先情報: まず初めに、自分の連絡先情報（氏名、住所、電話番号、メールアドレス）と、日付を書きます。
- 宛先: 応募先の会社名や担当者の名前、役職、住所を書きます。
- 本文: 自分自身を簡単に紹介し、応募したい職種やポジションに興味を持った理由、自分のスキルや経験について書いていきます。
- 感謝の表明: カバーレターの最後の段落では、自身の応募を再確認し、面接の機会をいただけることを期待して感謝の意を述べます。また、連絡先情報や追加情報提供の意思を示すこともあります。
- 署名: 最後に自分の名前を記入し、署名します。
カバーレターには、レジュメに書けない志望動機や、どのくらい自身がその仕事に就きたいか、どのくらい適しているかを簡潔に、また分かりやすく書くことが重要です。
仕事の探し方
レジュメとカバーレターが準備できたら、次は仕事を探します。
カナダでの保育士の仕事探しは、オンラインでするのが主流です。以前は直接デイケアセンターを訪問してレジュメを渡すこともできましたが、コロナの影響や子どもたちの安全を考えて、現在はアポイントなしにを訪問すデイケアセンターることはあまり歓迎されません。
以下にアルバータ州の保育士が仕事を探す際によく使うウェブサイトを紹介します。
Indeed
日本でもお馴染みのIndeedは、カナダでも最も使われるウェブサイトの一つです。自分の住んでいるエリアで保育士を募集している保育園を簡単に見つけることができます。
Child Care Advantage
Child Care Advantageは、保育園と保育士をつなぐための求人サイトです。サイトに登録して、自身の学歴や職歴、資格などを入力しアカウントを作成すると、自身の住んでいるエリアで保育士を募集している保育園を見つけたり、自身のプロフィールを公開すると求人している保育園のほうから面接の連絡がきたりすることもあります。
Facebook グループ
カナダの仕事探しで意外なのがFacebookです。Facebookには、各地域ごとにECEのコミュニティグループがあり、そのグループ内の投稿で保育園が保育士の募集をしていたり、仕事を探している保育士が、自身の資格や経験などを投稿して保育士を募集している保育園を探したりしています。
私はアルバータ州の保育士のコミュニティグループ、”Alberta Early Learning & Child Care Network”に参加しています。保育方法についての質問やアイデア、ワークショップについてなど、いろいろな情報を得ることができます。
面接
就きたい求人がが見つかり、応募した後は、面接に備えましょう。
保育士の面接では、自身についての質問（弱みや強み、これまでの経験など）や、特定のシチュエーションについての質問が聞かれることが多いです。
シチュエーションについての質問の例としては、
- 同僚の先生と意見が合わなかったときはどうするか
- 今まで自身が経験した一番大変だった状況はどんなときか
- 保護者が苦情を言ってきたときにはどうするか などがあります。
こういったシチュエーションについての質問が出たときは、STRAメソッドを使って答えると効果的です。
STARメソッドとは、
- S － Situation （状況）：どんな状況に直面したのか？
- T － Task（課題）：その時解決するべき課題とは何だったのか？
- A － Action（行動）：その課題を解決するためにどう行動したのか？
- R － Result（結果）：どんな結果になったのか？具体的な成果は？
というように、具体的な例をあげて回答する方法です。
その他の質問については、「ECE job interview question and answer」などで検索すると質問例と回答例が出てくるので、参考にしてみてください。
面接時には、以下のことも確認しましょう。
- お給料（求人広告に掲載の時給はTop-Upが含まれているのか、別なのか）
- 有給休暇はいつから取得可能か
- Benefitに加入可能か など。
ここまで、カナダでの保育士の就職活動について書いてきましたが、就職活動や面接についてもっと詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせ下さい。
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